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第四章「君の手」
他人に興味がないのは冷たいから。
(人の暖かさに勘違いしてしまうから。)
他人に触られたくないのは煩わしいから。
(僕が相手を汚してしまうから。)
他人に心を開かないのは人が嫌いだから。
(君が僕の元から去って行くのが怖いから。)
汚れている僕は、何も欲しがっちゃいけない。
相手を
悲しませるだけだから。
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