第六章「鎖」

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 高橋は無我夢中で俺を抱く。          飽きもせず、俺を求める。             気持ち悪い。             「ユウガ」             俺は誰?             「アイシテル」              汚い。                汚いのは、俺?             優雅は、遠くなる意識の中で名前を呼んだ。           「ぁ………お……ぃ。」              優雅は、              ゆっくりと              目を閉じた。
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