『部長は山崎秀一郎、特技は名刺投げ！』

『山崎部長、○○を堪能しました！』

　……。
　……だから。
　……え……いやちょっ……？
　……えーおほん、大変お見苦しいところを晒してしまい、失礼致しました。
　しばし空気読めない馬鹿司会に変わり、山崎部長の部下である、坂下がお届け致します。
　…………こうして俺達が意気揚々と、山崎部長と共に山を降りて会社へと戻った頃には、とっくに就業時間を過ぎていました。
　しかしながら、俺達が山崎部長直々に、“High　King”を教えてもらったのは、もはや言うまでもありません。
　……山崎部長が“教えてはいけない”と言うので、特訓内容は秘密ですけどね。