時間切れ

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時間切れ

我が家が一番。 あ、かなだ。なんか久しぶりに見る気がする。 ん、誰?かなの隣にいるやつ誰? めちゃめちゃラブラブっていう空気発してる。 「かな、誰?この人?」 「?」 「?」 変だ。二人とも頭の上にクェスチョンマーク、俗に言うハテナマークが浮かんでいる。 「か~くん、知り合い?」 なんで俺に聞く?……いやかーくんと呼ばれたのはかなの隣にいるやつだった。 「俺、知らないよ。」 「えぇと、どなたですか?」 ……かなに聞かれた。なにかがおかしい。時間を巻き戻してみよう。 ……。 ……。 ……。 かなのそばにいつもいるのはその知らないやつだった。俺のポジションがない。 バスケもそいつが試合に出ていた。 まさか、俺、明智光秀の子孫?殺したから? いや、そうなら俺がここにいるのはおかしい。 家に帰ろう。 我が家が一番。
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