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釜の下に隠れるように、赤く光るモノが置いてあった。
覆いかぶさった布からはみ出ているソレを見て、宝石かと喜び勇んで布を外してみると…
それは鎌の刃だった。
なんのシャレだ、この釜と鎌。
今どきオヤジでも寒くて言わないだろ、こんなダジャレ。
呆れつつ鎌を手に取り眺めてみる。
…ジャラリ…
持ち上げると鎖の音が地下に響いた。
気にせず指を滑らせ触ってみると柄の部分に奇妙な穴があった。
ひとつ…
ふたつ…
みっつ…
穴の数を数えてなんとなくアレに似ているなと思った。
そうアレ……横笛。
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