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彼のギャップが
クラス中を騒がせていた。
しかし、浮かない顔を
していたのはあたし一人。
ユキは室井に釘付けだった。
休み時間、室井の所に
行こうと言う事になり
ナカちゃんとアツシが
群がっている女の子を
追い払った。
「…よう。今日初めて喋るな。」
と、室井はナカちゃんや
アツシを見ずに、あたしを
見て言った。
あたしは少し目線を
反らしながら、
「…そうだね。」
と、言った。
(……?)
そんな月に違和感を
感じたのはナカちゃん
だけであった。
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