6924人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ。」
と、ため息を付く室井。
意外とあんな風にするの
疲れてるのかな、と
あたしは思った。
あんなの室井らしくない。
どうしたの、と聞きたかった。
しかし、
「室井君!」
と、ユキが彼に話をかけた。
室井は眉間にシワを
軽く寄せたが、また
女の子達に見せていた
ような不器用な
微笑みを見せる。
「えっと…アンタ誰?」
「私、ずっと休学してたユキです。ナカちゃんとアツシと月と仲良いの!室井君も月達と仲良いみたいだし、仲良くしてね☆」
ニコッと笑いながら
言ったユキ。
最初のコメントを投稿しよう!