海の恐怖

3/4
前へ
/70ページ
次へ
のばした するとユウナが   「風 気持ちいいね」   「ぁあ」   するとお互いいきなり笑いはじめた   「ブリッツの選手なんでしょ?ザナルカンドの」   「それワッカから聞いた?   「あいつ絶対信じてないくせに」   「わたしは信じるよ」   「ザナルカンドでは…………夜でも光があふれていて大きなスタジアムがあって………スタジアムではブリッツボールの試合が開かれて いつも超満員」   「なんで知ってんのさ!?」   「ジェクトという人から聞いたの父さんのガードしてくれた人」 それを聞いてティーダはビックリした顔をしながら   「………俺のオヤジもジェクトっていうんだ」     「すごい!私たちが出会えたのはきっとエボンのたまものだね!」   「似てるけど別人だよ」   「どうして?」   「オヤジ……死んだんだ10年前ザナルカンドの海でな」   「そっか……」   「ある日 海へトレーニングに行ったまま帰って来なかった」   「それっきり行方不明さ」   その話しを聞いてユウナはふっと思い出した   「ジェクトさんはその日にスピラに来たんだよ!」   「まさか」   「だって私がジェクトさん会ったのは10年と95日前!父さんが旅立った日だからよく覚えてる」   「時期はぴったりでしょう?」   「でも どうやって来たってんだよ」   「キミはここにいるよ」   それを聞いたティーダはずっとユウナを見つめていた ユウナもティーダを笑顔で見つめていた   するといきなり大きな音がした 船が何かにぶっかったようだ  
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

339人が本棚に入れています
本棚に追加