その時、狐が倒れた。

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――5分後 2人の店内散策はまだ続いていた。 「なぁなぁ信ちゃん!カナオジに聞いた方がはやいんじゃねぇ?」 二人は横目で爆睡するカナオジを見た。 「でも…」 「だって店の中をもう6周は回ったぜ!こんな小さい店なのに…」 「でもカナオジは"あぁ~?"とかしか言わないんだ!」 「信ちゃん!もう諦めようぜ!きっと…うめぇ棒は無いんだよ!」 「でも~…」 その時だった。
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