その時、狐が倒れた。

7/15
前へ
/85ページ
次へ
がらッッ! 再び店の引き戸が開いた。 それもものすごい騒音とともに。 「だだいまッッ!!!!」 そこに立っていたのは、「カワイイ」と言う単語が似合うか似合わないかの境目くらいの少女だった。 真っ黒い髪をパイナップルみたいに高い位置で結んでいる。 「なんだぁ…また来てたの?信雄、耕介。ヒマだねぇあんた達!」
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加