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「限界」
皆さんは何か人に誇れるものを持っていますか?部活で全国行ったとか…テストはいつも学年トップだとか…毎日必ず告られるとか…同姓でもいけるクチだとか…
何でもいいです。
ちなみに自分はいくつか資格を持っていて、ジュニアマイスターというものを取りました。
ジュニアマイスターを知らない方。説明します。
ジュニアマイスターは簡単に言うと軍人で言う階級みたいなものです。資格や検定それぞれにポイントの用なものが決められています。
例えば危険物乙四類だったら4点だったと思います。それらのポイントを30点以上取ればシルバーマイスター。45点以上取ればゴールドマイスターと言うわけです。この二つをまとめてジュニアマイスターと言います。自分はシルバーマイスターです。
さて、誰も興味持たないようなウザい自慢話はおいといて。
自分はそのシルバーマイスターを取った際、新聞に載ったりと非常に持ち上げられました。それは嬉しいです。
しかし、その際気になったのが「ろう者なのに」みたいな評価が多かったと言うことです。
自分はそんなろう者と言う狭い世界で評価されても嬉しくありません。
そんなことで誇ってもただの井の中の蛙です。
日本中の健聴者と比べたら評価もされないかもしれない。
それでも上を目指すことで更に自分を高めることが出来るのに、ろう者の中では…と範囲を決めた時点でろう者はすでに限界。そんな気がします。
ちょっと厳しいことを言ってしまいましたが、要するに今のままじゃろう者はただの聴覚障害者で終わってしまうと言うことです。
障害者と呼ばれるのはその通りだから否定しようと思わない。
でもろう者だって誰にも出来ないような「何か」が出来るんじゃないか?
自分は今その「何か」を探しています。
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