3人が本棚に入れています
本棚に追加
鈴は待ち合わせの駅に到着した。
『ゴメン鈴!ちょっと遅れる(>_<)バスターミナルで待っててね。すぐ行くから!!』
送られてきたメールにはそう書いてあった。
「仕方ないなぁ。リサはいつも遅刻なんだからぁ。」
駅の外に出てバスターミナルに向かう。
その時ベンチに座る男の子に気が付いた。
『…あ!あの子だ!』
学校に向かう朝、いつもバスターミナルで目にする男の子だった。
鈴が通う学校から近い高校の制服をいつも着ている。
今日は私服だが後ろ姿でもすぐわかった。
ウェーブしたパーマがフワッとしていて、鈴の友達はボンバーと勝手にあだ名をつけていた。
『私服もかなり個性的だなぁ。あんな派手なTシャツどこで買うんだろう。』
個性的な彼には少し興味があった。
どんな服装か前からも見たいなと思い近付いた。
最初のコメントを投稿しよう!