すべての始まり。

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………『あれ?この子具合悪そう。』 顔は真っ青で、ハァハァと息も苦しそうだ。 あまりに辛そうな顔を見て、思わず駆け寄り声をかけた。 「大丈夫ですか!?」 男の子は真っ青な顔をこちらに向ける。 苦しそうに息をしながら、ゆっくりとこちらを向く。 「…うっせぇーな。」 冷たい目でそう一言いわれた。 「えっ?」 鈴は傷ついた。 ただ自分は親切のつもりで聞いたのに、あまりにもひどい。 ショックを受け、目に涙が浮かぶ。 鈴が去ろうとしたその瞬間。 バタッ………
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