VS詐欺師

第１話～暇故の始まり～

16日、俺は友達と遊ぶ約束をしていたのだが特にすることがないということで流れてしまった。これによって俺は１日中のウダウダを約束される。ホンマやることがなくボ～～～～～～～～っとしてたら俺の携帯の電話が鳴る。誰やろうと思い見てみると06から始まる登録されてない大阪からの番号。大阪に知り合いがいないわけではないが知ってる人は皆携帯からかけてくる。仕事先の番号は登録されてるから名前が出てくる。これはとるべきか…とらざるべきか…「暇やし、とってみるか」と、電話にでた…
俺「はぃ…？」
？「もしもし、こちらは○△□株式会社というものですけどそちらは090……で間違いありませんか？」
なんか女の人の声がする…テメーかけてきてるんやから間違ってるワケないやろ。
俺「はい、そうですけど」
女「あなたの電話から当社の出会い系サイトを利用した履歴が残ってまして、ご利用料金が未払いなのでご利用料金と延滞損害金を支払って頂きたいのですが。」
…あきらか詐欺やん。遂に俺のとこまできやがったか。ここで逃げては男がすたる！暇なだけやけど。ここは一つ、相手してあげよう。誤解しないでもらいたいがこういったいかがわしいサイトに登録したことは一切ない。
俺「あの…そういったサイト使ったことがないんですけど…」
…わざと弱々しく喋る俺。
詐欺女「そう言われましても、４月６日の午後２時47分に後払いで登録されてるんですよね、そのご利用料金が支払われていないんですよ」
…俺は仕事の真っ最中に出会い系に登録しているらしい。んなワケあるかボケ！飲食店で接客やってる最中に店長やら客がいるまえでんなことできるか！