ナミダ飴

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家に着く頃にはそろそろ この雨上がって私照らして 全て忘れてしまう前に 全て流れ出すその前に アスファルトの匂いがしたら 昔の事も思い出して 夢で見たmelody 今 目の前で溢れ出して 退屈な出来事が変わりだした雨の中 頬を伝う雫が まだ止まらない 花のように開いた傘の間 ゆっくりと歩いて 雨上がり 君と同じ虹を見上げていたい 仰ぎ見た青空 遠く 手の鳴る方へと 昔と似た景色 雨は変わらず降っていて 静けさの中で 映る雲 頬を伝う涙が まだ 止まらない いつか見たメロディー いつ私を照らすの 転がった空き缶を蹴り上げたら 変わらない空 今も溢れ出して 少し明日が見えたような気がした 差し込んだ虹が 少し眩しかった 君と同じ虹を見上げているように 雨上がりには 照らしていてほしい
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