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「え?ほんと!?私、普通に持って来れたんだけど、、、」
「普通に?無理だよ、重すぎる。」
廉が ぼそりと呟く。
「じゃあ、真ちゃんが試しに引いてみて」
糶が真の肩を ぽんっ と叩いて言った。
「うん」
そう言うと真は冷蔵庫を引っ張る。
ズル、、、、
ズルズルズルズル
真は顏をこわばしながらも“普通”に冷蔵庫を引っ張った。
「まじかよ、、、」
数が驚き言った。
「思いだした。私、昔に重い物運ばさせられてたから、力持ちになったんだよ。」
真は、冷蔵庫を引くのをやめてそう言った。
「あー、なるほど。」
廉が納得したように頷いた
「とにかく、コレを持って行かないとね、、、ねぇ、数くんと廉くんコレ持って来てよ。私とせっちゃんは先にあの建物に戻るから。」
真が教会を指差す。
数と廉の返事も待たず、糶と真は 話をしながら教会へと歩いていく。
取り残された 数と廉は呆れた顏で互いを見合わした。
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