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3月29日午後2時00分
しばらくゴードンはジウォンの話を聞いていた
妻の事、『奴』は他にも沢山居ること、トンネルでの恐怖 などを話てくれた
ジウォンの妻の名前はソ・カイチェンと言うらしい
ゴードンが通った道と同じ道を歩いていたらカイチェンが震えだし白目になって気絶し、『奴』に食われてしまったと言う
妻のかたきを打つべくさまよっていたらあのトンネルにたどり着いた…など詳しく教えてくれた
『コン…コン…』
突然ドアを叩く音がした
「誰だ!?」
ジウォンは席を立ちドアの所まで行った
『ギイイイイイイ…』
ジウォンはドアを開けた
するとそこに居たのは…
紛れもない『奴』だったのだ!!
サバイバルナイフを持っていて、前の『奴』とは違う『奴』らしい
『ハアアアアアアアアアア…』
『奴』はそう言うとサバイバルナイフをジウォンに向けて振り上げた
「ウワアアアアアアアアア!!!!」
『ザクッ…グシャッ…』
『奴』はジウォンにサバイバルナイフを突き付けた
「ジウォンさん!!!!」
ゴードンは叫んだ
『奴』はジウォンの血を吸っている
ゴードンは猟銃で撃ちたかったが ドアの所に置いてきてしまった
どうすれ事も出来なかった
ただ呆然とジウォンの血が『奴』によって吸われているのを見ているだけしか出来なかった
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