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すると突然激しい耳鳴りがした
《キイイイイイイイイイイイイイイイイイン……》
そのあまりの激しさに耐えきれなくなりひざまずいて耳を押さえた (何なんだ!?!?この耳鳴りは!!!!)
すると低い声がした
「女を………渡せ………!!」
得体の知らない物が言った
「な、な…何がも、目的だ!?」ゴードンはあまりの恐怖で気が狂ってしまい、言葉がはっきり出せなかった
得体の知らない物は少しずつこちらに近づいてくる
ゴードンは腰の力が抜け立ち上がることが出来なかった
「く、く、来るなぁ!!!!」
ゴードンは叫び心の中で(南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏)と唱えた
すると得体の知らない物は煙の様に消えた
ゴードンはいそいでフィーラのいる所に走って戻った
フィーラはまだ冷たかった…
ゴードンは再びフィーラをおぶって歩き始めた
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