02:予言

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ゴードンは絶望的になり猟銃で自殺しようか とまで考えてしまった その時 人の気配と激しい視線を感じた 冷たい汗がゴードンの背中を滴った 「もう辞めてくれ!!!!」 ゴードンは叫んだ すると窓に 『ベタッ』 っと張り付いている男が見えた 血まみれで白目になっていて顔がグシャグシャになっていた 口をカクカクさせながら何か言っている… 「お……ん…な…を渡…せ…」 「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 ゴードンは気が気でなかった 物凄いグロテスクな顔で、『奴』がいる所は行けるはずがない崖の上だったのだ…!!!! 猟銃でその『奴』を撃ちまくった 『バアアン バアアン バアアン……』 『奴』は目をこちらに向けたまま崖の下へ下へ落ちていった 「ハァハァハァハァハァ…」 窓には赤い血がベットリ付いていた ゴードンは異臭がするのに気が付いた           良く見ると血の付いた物が溶けていた 《シュウウウウウウウウウウウウウウウウウ……》 (まさか『奴』の血が付いた物は溶けてしまうのか?) ゴードンは異臭で吐き気がした 血が付いた窓枠、ガラス、ロープは全て溶けていた ゴードンは頭が痛かった (どうすればフィーラは助かるんだ…?) 吐き気がしつつも、そればかり考えていた 色々なアイディアが浮かんだがどれも不可能な物ばかりだった…
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