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ー夢の跡ー
若かった頃は…
自分の思いに素直でいられた…
子供の頃は…
自由に責任がついて回ることも知らずにいた…
思えば、いつも守ってくれる
そんな誰かに甘えて過ごせた
今では、自由と責任に挟まれて
飛べる空を失ってしまった…
気が付けば…
非常識に牛耳っている自分がいる…
現実は何よりも孤独で
真実は何よりも残酷で
誠実は何よりも無力で
全てを失えば楽になれる気がした…
現代に生きる屍逹は
長いものに巻かれて生きるうちに
心さえも悪魔に売り渡す
いつしか私もそんな大人になってしまった…
あの頃、一番なりたくなかった大人になってしまった…
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