新しい学校

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直人が落ち着き、教室の前についたとき、ホームルーム開始のチャイムが鳴った。 「そこで待ってなさい。後で呼ぶから、その時に入ってくるんだよ」 「はい、さっきはすいませんでした」 山田が先に教室に入り、五分くらいした時に山田の声が聞こえた。 「入ってきなさい」 直人が教室に入ると、そこには三十人あまりの生徒が直人をみていた。ここに転校してくる人がめったにないというだけあって、みんな興味津々だった。 「高橋 直人です。よろしくお願いします」 直人があいさつをすると、大きな拍手が返ってきた。 直人はみんなからの拍手と笑顔にほっと安心した。
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