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翌朝、直人は早起きをして学校へ向かった。早く新しい学校がみたくて仕方なかったからだ。十五分くらい自転車をこぐと、学校が見えてきた。見えてきた学校は、立派ではあるが直人が思っていたよりも古いものだった。
「ここがそうか、なんか不気味だな…」
造りが立派な分、古さが直人に小さな恐怖感を与えた。
玄関のほうを見ると、そこには一人の少女がピョンピョン跳ねて遊んでいるのが見えた。しかし直人がまばたきをすると、次に目を開いた時にはすでに少女はいなくなっていた。
直人は気になったので玄関のほうへ向かって走り出した。
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