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「先生、この学校って制服が二種類あったりしますか?」
先生は笑いながら答えた。
「ははは、おもしろいことを言うな君は。夏服と冬服はあるけど同じ季節の制服が二種類ってのはないな。俺は去年入ってきたばかりだからよくわからないが、何年か前に制服が変わったんじゃないか?」
「そうですか…」
直人は納得いかなかった。もし先生の言う通りなら、さっき会った少女は今のこの学校の生徒ではないということになるからだ。 直人は職員室につくまで、ずっとさっきの少女のことを考えていた。
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