①留と夢の出会い編

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ドアに手をかけて、取手をまわそうとしたそんな時のことだった。 ――ピクッ 留はドアを開けるギリギリのところで止まる――。 留「………歌声??」 そしてドアから手をはなし、振り返りながらそう呟いた。 そう、どこからともなく歌声が聞こえてくるのだ……。 その歌声はとても綺麗で繊細で―… 今までに聞いたことのないくらい心に響くものであったのだ――。 留は教室に戻ろうとしていたことなんかすっかり忘れて、その場に立った状態で、その歌声が消えるまでずっと聞き惚れていたのだった――… .
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