75人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなとき、タイミングがいいのか悪いのか、留の携帯が鳴った。
~♪♪~~♪♪
―――ピッ
留「もしもし??」
留はその二人との話を終わらせるのに調度良いと思い、その場で電話にでる。
その光景に、先程留に話かけた二人組は心底驚いたような顔をした。
なぜなら留が誰かに携帯の電話番号を教えている姿を見たことがなかったために、電話番号を知っている人はいないのかと思っていたからだ。
留「うん。………あ~了解!!今日のが変更ね。………あぁ。伝えとく。………あぁ………ん………じゃっ………」
しかし留はそんなこと気にすることなく会話をし、二分くらい通話すると電話を切った。
そしてそこでようやく女の子たちが硬直している事に気付く―…が。
留「ごめんね☆」
と、軽く謝るだけで、特に気にした様子も見せずにウインクしてその場を離れていったのだった。
それからこの時の電話の内容だが、それは留の秘密に関わることであった。
.
最初のコメントを投稿しよう!