第2章

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   「先生様が保健室で煙草なんか   吸っていらっしゃって   よろしいんでしょうかね?」  「ふはっ、お前おもろい奴やな。」  あたしの話はシカトですか、先生様。  「嘘、知っとる。」  「え?」  「名前、酒井凛やろ。」  「…何で?」  “秘密”  そう言って目を細めて笑う俊の  顔を見て、あたしの胸は高鳴った。        
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