第2章

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       「もうっ佐野先生ったらぁ♪」  おっと、しばし夢を見てたみたい。  やけに甲高い声は校庭から。  あ~あ、2組のあの子。  地声はもっと低いのにね。  あんたも教師なら少しは笑えよ、  みんなのアイドル佐野先生様?笑  今日は長距離授業なのね。  あの子は見学して俊の周りを  うろちょろしてるのか。  …ってこれは何だ、嫉妬か?  あたしのバカたれ、アホすけ。  
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