180人が本棚に入れています
本棚に追加
「バウッ!バウッ!」
巨大な獣の鳴き声が、下から聞こえる。
おじさんの家では、大きなシェパードを飼っていた。
大きく力強いソイツは、ボクの事を気に入ってるらしく、ボクがおじさんの家に行くと、散歩をせがんで鳴き始める。
「J!ウルサイぞ!」
おじさんが諫める。
‥‥‥
「バウッ!バウッ!!」
普段はおじさんの命令に従うJも数秒静かにしただけで、また鳴き出した。
おじさんのため息が聞こえてきそう。
ボクは階段を駆け降りた。
Jのおかげで胸の苦しさはなくなった。
最初のコメントを投稿しよう!