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この町唯一の大イベント『蛹祭り』を週末に控えた今日、教室は少しだけ浮き足立っている様に感じた。
無論俺も、若さに恥じぬ体力を日々持て余しており、今か今かと週末を落ち着き無く待つのだった。
そして祭の話が飛び交う中、ひっそりと流れる、よくある噂話、
『祭を喜ぶ晶鳥神社の守り神が、祭に向けて何処かで歌の練習をしている。』
「練習て…随分俗っぽい神様だな…」
まあ、本当によくある噂故に、さして気にもとめていなかったのだが…
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