~第一章~ 始動

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第一章 始動 二節 タカは駅に着いても、自分の夢を思い返していた。 タカ(同じ毎日に満足か?だと、んな訳ねぇだろ…繰り返すだけの毎日に満足してる奴なんかいねぇよ。) 不意に右腕の袖を引かれ、振り替える。 エツ「電車来るよ!行こ。」 タカ「あ、あぁワリィ」 エツ「あと、ちゃんと話しなさいよ!」 タカ「わ~ってるて」 エツ「ならよし!」 満足そうにエツが笑っている。 電車がホームに入って来た下車する人が押し寄せてくる。 ????「君かい?奴に選ばれたのは?」 タカ「何言ってんだ?あんた…」 タカは悪感に捕らわれた。????「弱そうだね(笑)そんなんじゃ、駄目だね」 タカ「んな!テメェ!」 振り返えるが先ほどの人物の姿は無い…。 ????「見に来るといい真実を、そして…」 その声が何処から聞こえて居るのかはタカには解らなかった。 タカ「なんだってんだよ!」 突然声を張上げるタカに周りの人が驚く。 ????「怖い怖い(笑)まぁせいぜい頑張ってね~」 声は静に消えて行った…。 エツ「タカ?やっぱり辞めとく?やっぱ変だよ今日」 タカ「大丈夫だ行こう。 なぁお前聞こえ無かったのか、アイツの声が?」 エツ「誰の声が?電車出ちゃうよ~」 エツはタカの手を引き電車に駆け込む エツ「で!何が在ったの!」 タカ「エツは、毎日同じ事を繰り返すだけの生活で満足か?」 エツ「なにそれ?うーん確かにつまんない時も有るけど、毎日が全部同じじゃ無いしなぁ(苦笑)タカはイヤなの?」 エツが困った顔をして聞き返して来た タカ「イヤ…だな、何にも刺激が無い毎日なんかうんざりだ…」 ??「なら、こちらへ来なさい貴方は真実を知る権利があるのだから…。」 タカ(なんだ…来いだの知れだの、いってやら!) 黒い光に包まれる、その刹那身体全体からちからが抜けていくのが解る エツ「イヤ!タカ!行かないで!行かないでよ!」 タカ(エツ…なんで泣いてんだ?ワケわかんねぇ…) ???「やっと来たか…クロスグランドへようこそ…私はお前を待っているぞ…」 タカ(またお前かぁ!!いい加減にしやがれ!とっとと姿見せろ!) タカ意識が薄れて行く…。エツの声も最早届かない。今、一人の青年の新たなる世界の歯車が動き出す… 第一章二節 2つの大地で に続く
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