21人が本棚に入れています
本棚に追加
第一章
始動 二節
タカは駅に着いても、自分の夢を思い返していた。
タカ(同じ毎日に満足か?だと、んな訳ねぇだろ…繰り返すだけの毎日に満足してる奴なんかいねぇよ。)
不意に右腕の袖を引かれ、振り替える。
エツ「電車来るよ!行こ。」
タカ「あ、あぁワリィ」
エツ「あと、ちゃんと話しなさいよ!」
タカ「わ~ってるて」
エツ「ならよし!」
満足そうにエツが笑っている。
電車がホームに入って来た下車する人が押し寄せてくる。
????「君かい?奴に選ばれたのは?」
タカ「何言ってんだ?あんた…」
タカは悪感に捕らわれた。????「弱そうだね(笑)そんなんじゃ、駄目だね」
タカ「んな!テメェ!」
振り返えるが先ほどの人物の姿は無い…。
????「見に来るといい真実を、そして…」
その声が何処から聞こえて居るのかはタカには解らなかった。
タカ「なんだってんだよ!」
突然声を張上げるタカに周りの人が驚く。
????「怖い怖い(笑)まぁせいぜい頑張ってね~」
声は静に消えて行った…。
エツ「タカ?やっぱり辞めとく?やっぱ変だよ今日」
タカ「大丈夫だ行こう。
なぁお前聞こえ無かったのか、アイツの声が?」
エツ「誰の声が?電車出ちゃうよ~」
エツはタカの手を引き電車に駆け込む
エツ「で!何が在ったの!」
タカ「エツは、毎日同じ事を繰り返すだけの生活で満足か?」
エツ「なにそれ?うーん確かにつまんない時も有るけど、毎日が全部同じじゃ無いしなぁ(苦笑)タカはイヤなの?」
エツが困った顔をして聞き返して来た
タカ「イヤ…だな、何にも刺激が無い毎日なんかうんざりだ…」
??「なら、こちらへ来なさい貴方は真実を知る権利があるのだから…。」
タカ(なんだ…来いだの知れだの、いってやら!)
黒い光に包まれる、その刹那身体全体からちからが抜けていくのが解る
エツ「イヤ!タカ!行かないで!行かないでよ!」
タカ(エツ…なんで泣いてんだ?ワケわかんねぇ…)
???「やっと来たか…クロスグランドへようこそ…私はお前を待っているぞ…」
タカ(またお前かぁ!!いい加減にしやがれ!とっとと姿見せろ!)
タカ意識が薄れて行く…。エツの声も最早届かない。今、一人の青年の新たなる世界の歯車が動き出す…
第一章二節
2つの大地で
に続く
最初のコメントを投稿しよう!