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「この学校にはユニークなルールがあんのよ。生徒たちの自主的なルールってやつ」
「新米教師には、わかりません」
生徒たちが次々に発言する。
「教頭先生にも、そう言われたわ」
「先生!」
郁恵が、思い切って立ち上がって発言する。
「なんですか?」
「今回は、生命保険なんです。かなり危ないんです。本当に反対だったら止めて下さい!」
「そうね。ちゃんと言ってみるわ」
「バカ。イク何言ってんのよ。先生だって、言うって誰に言うのよ?」
京子も立ち上がって言った。
「誰って?」
京子も郁恵も、生徒全員が先生に注目した。
観月は、ちょっと戸惑ったが……ゆっくりと口を開く。
「えーと、矢沢……」
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