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おどるのんのん達がゴロー君の家に着くと、ちょうどお葬式が終わって、棺が出棺されるところでした。
そこでは、おどるのんのん達が信じられない光景が見られました。
それは、いつもニコニコしているカマイタチゴロー君がお祖父さんが眠る棺にしがみついて大泣きしていたのです。
大好きだったお祖父さんへの思い、自分の無力さ、言葉では表すことが出来ない気持ちが込み上げ、溢れ出てしまったのです・・・
「おじいちゃん行っちゃいやダニ〰やだぁ〰やだょ〰」
ゴロー君の悲鳴のような叫びが、辺り一体に響き渡りました。
その光景を見ていた、おどるのんのんとケン太君も、いたたまれない気持ちになり、涙を流しました。二人とも家族がいなくなる悲しさを十分すぎるほど知っていたからです・・・
おどるのんのんとケン太君は何とかしてゴロー君を励ましてあげたいと思いました。
次の日、おどるのんのんとケン太君はカマイタチゴロー君の家にノートを届けにやってきました。
ゴロー君は少しやつれた表情で「ありがとうダニ」といってノートを受け取りました。
そのあとケン太君が一枚の色紙をゴロー君に手渡します。
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