おどるのんのんとホイコーロー兄弟

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それは・・・おどるのんのんでした。 のんのんは言いました。「熱くて食べられないにゃー」 おどるのんのんは猫舌で熱い食べ物が苦手だったのです。 そんなおどるのんのんを見てホイコーロー兄弟達は少しイライラしてしまいました。 その時、三男のローはある事に気がつきました。「僕たちの料理に足りないものが分かったアル❗それは食べる人のことを思いやる気持ちアル」 ホイとコーも心がハッとさせられました。今まで自分達は中華料理を極めることばかりに心が奪われていたために、食べる人の気持ちを全く考えていなかったのです。 そのことに気付いたホイコーロー兄弟達は、おどるのんのんの近くにそっと近づいて、料理にフーフーと息をかけて熱い料理を冷ましてあげるのでした。 すると、おどるのんのんは、「ありがとにゃー」と言って、ガツガツ料理をたべるのでした。 その姿を見てホイコーロー兄弟達はとても嬉しく思うのでした。 これからも、食べる人のことを第一に考えて料理を作る。そう誓うホイコーロー兄弟でした。
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