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暗く、ただただ広い
闇に包まれた空間。
そこで
30代後半の男と
60代くらいの老人が
話し合っていた。
「この日が来てしまったか...やむを得ない...」
「できればワシはもう少し待ったほうが安全じゃと思うんだがのォ~」
「もう限界だ...やつが来る前に...呼ばなくてはならん」
「しょうがないのォ」
老人は自分の左耳につけていた
真紅のピアスを外した。
「時は一刻を争う...必ずしや連れてきてくれ...確か奴は16になったばかり...あとは波動で確かめろぃ...」
一瞬ピアスが不気味に光った
老人がピアスに息を吹きかけるとピアスは強く光り...
消えた
「必ず連れて来てくれ...
メシアを...」
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