お前のがラクそうだ

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二人は教室に入り その後授業を受け、 ―PM3:20― 全ての授業を終えたあとの、 クラスはとても騒がしいものである。 「終わったぁ~」 新は両手を上げ、 伸びをした。 「じゃあ俺は帰るとしますか♪」 向助は少し汚れてきた黒い学校指定のバッグを肩に掛けた。 「向助も部活入りゃいいのに」 「ん!?ぁあ」 新はラグビー部に所属していたが 向助は中学のときから帰宅部だった。 決してスポーツが苦手なわけではない むしろ得意な方だ... 「俺は遠慮しとくよ、じゃあまた明日。」 と一言言って 向助は教室を出て家へと向かっていった。 学校を出てから向助はイヤホンをして、大好きな洋楽を聞いて歩いていた。 あと10分ほどで家につく... 今日も普通の1日だったな そんなことを思っていると、向助の聞いている洋楽をかき消すほどの悲鳴が聞こえてきた。 「うわぁぁあぁぁぁあ」
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