第4章死者のさまよう病院

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ある県北の郊外に閉鎖された鉱山跡があるその鉱山跡で働いて働いて働き抜いた挙げ句病を患い苦しみに苦しみ抜いた挙げ句死んで行った炭鉱労働者の無念の亡霊がさまよう病院があると言う。 ある者は面白半分に行って何かを見て一生涯物言わぬ生きる屍となり、またある者はさまよった挙げ句そこにたどり着き何かを見て1週間程行方不明者となった。 いまでは病院は跡形も無くなりその不気味な様相は見ることも無いが死んで行った炭鉱労働者の亡霊は今もさまよい無念の声を訴え続けて居ると言う。
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