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ランドセルを揺らしながら走る
早く家に帰りたい………!
そう思いながらひたすら走った
「ただいま!!」
とびっきりの笑顔で玄関を開ける
「あのね、父さん…ぼくテストで100点とったの!しかもクラスで一人だけなんだ!!みんなもすごいって言ってくれて………」
父さんは何も言わない
うれしくないのかな……?
「父さん…ぼくが100点とったのうれしくないの??」
「……………別に」
別にって何?
なんとも思わないってこと??
なんで………
ぼくは父さんの息子なのに…?
ぼくは父さんにとってはどうでもいいの………?
「お腹空いたよ…」
返事はない
仕方なくいつも通りコンビニにお弁当を買いに行く準備をする
買ってきたお弁当を食べながら考える…
そばには父さんがいるのに…
一人で食べてるかんじがするのはどうして……?
明日も一日がんばらなくちゃ…
まだまだ父さんにみとめられるようなぼくにはなれてないんだ……
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