小さな手のひら
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親戚の人はみんな えっちゃんの言うことを信じてなくて 空想癖があるのだと言っていた。 唯一、祖父だけが信じていた。 私が産まれてすぐの頃亡くなった 祖母もみえる人だったらしい。 祖母の顔すら知らないのに 私もえっちゃんの見る世界を信じた。 正しくは、信じているフリをしていた。
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