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甲さんは言った。
「はい、分かりました。」
と僕は言って洗面所に向かい顔を洗って歯を磨き終ったら甲さんと共に居間へと向かった。
甲さんが襖を開けると
『おはようございます。若。』
と千人位の人達が挨拶をしてきた。
「おっ、おはようございます。」
と僕は驚きながら言った。
「おはよう。空手。昨日は眠れたかな?あんな狭い部屋ですまなかったね。」
と組長さんが優しい笑顔で迎えてくれた。
「いえ、あんな立派な部屋をご用意してもらい感謝の言葉が見当たりません。」
と僕が言ってお互いに小さく笑ってると
「若~!腹が減りましたよ~!早く食べましょうよ~!」
と叫んだのは泰さんだった。
「た、泰さん・・・」
僕はあ然としながら言うと
「こら~!泰〰!!うるせいぞ〰!!お前は静かに出来んのか〰!!」
と叫んだのは多分健さんだと思う。
「健だってうるさいぜ~!」
と泰さんが対抗した。
「泰の言うことにも一理あるぜ!」
と他の人達も言ってきた。
そして、徐々にうるさくなってきた。
次の瞬間
「貴様ら!少しは落ち着けい!!」
と組長さんが喝を入れるように言った。
「すいません、組長。少し悪ふざけが過ぎました。」
と皆が言った。
「分かれば良いのだ。さぁ朝御飯を食おうではないか。空手おいで」
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