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『バーンッ!!!』
銃声が部屋中に鳴り響いた。
僕の目に写った光景は暗殺者が撃たれ床に倒れこんでいった。
僕はビックリして床に座り込んだ。
撃ったのは組長自身だった。
「危ない危ない。スパイが紛れていたとはな。」
と言っていた割には余裕な顔をしていた。
「また~組長知っててそんな演技をしてるでしょう。」
と他の人が言うと
「いや、私も殺気までは気付かなかったよ。」組長さんは言った。
「本当ですか?組長が気付かないとは相当な使い手ですね。コイツ。」
と倒れこんでいる暗殺者を見ながら泰さんが言った。
「まあ私より既にわかってた奴が一人いたがな。」
と組長は僕を見た。
「誰ですか?」
と甲さんが聞くと
「空手だ。」
と組長は僕を立たせてくれた。
「本当ですか?若やりますね。」
と甲さんが言ってくれた。
「いえ、そんな・・・僕はただ殺気を感じただけです。」
と言うと
「空手は人いや私よりも遥かに殺気を見抜けるのだと思う。」
と言いながら組長は倒れこんでいる暗殺者の方に向かい暗殺者に銃を向けた。
「何をするのですか?彼はも動けないのにトドメを刺す必要はないんじゃないですか!?」
と俺が言うと
「空手は優しいな、だがそんなんじゃ極道の世界では生きてけないぞ。」
と組長は笑った。
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