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・・一年後・・
「ピピピッ」
と目覚め時計が鳴り始めた。
「う~ん、もう朝か・・・」
と俺は布団から出て眠たい目を擦りながら目覚め時計を止めた。
止めると同時に襖を開ける音がした。
「若、起きてますか?朝ですよ。」
と声をかけてきたのは甲さんだった。
「起きてるよ、甲さん。」
と俺が言うと
「そうですか、朝御飯の用意が出来たので早く顔を洗って来て行きましょう。今日は大事な日なんですから遅刻は厳禁ですよ。」
と甲さんは嬉しそうに言ってきた。
「分かってるよ甲さん。」
と言い洗面所に向かい顔を洗い歯を磨き着替えて居間へと向かった。
居間に向かう途中
「何で甲さんそんなに嬉しそうなの?」
と俺が聞くと
「分かります!だって今日は若の晴れ舞台ですよ!こんな嬉しい事はないですよ!」
と甲さんは少しスキップ気味に歩いていた。
そして襖を開き居間に入った。
そして
『おはようございます。若。』
と千人位の人が言ってきた。
「おう。」
と俺も一言言うと組長の元へ向かい
「おはようございます。親父。」
と俺は正座し俺は組長に挨拶した。
「うむ。おはよう空手。」
と親父は笑顔で挨拶をしてくれた。
「さあ、食べよう。今日はお前の晴れ舞台だ。遅刻は出来んぞ。」
と言い親父は俺を席に座らせた。
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