1章~入学式~

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そして 「さぁ食べようか。」 と親父が言い皆で 『いただきます。』 と言って食べ始めた。 俺は朝御飯を食ってて辺りを見渡した。 喋る事のない静かで居心地の良い朝。 そんな時俺は一年前を思い出しながら食べていた。 それから 『ごちそうさまでした。』 と皆で言うと 「いやぁ~とうとう若の晴れ舞台だな~」 と泰さんが言った。 「晴れ舞台なんて大袈裟ですよ。」 と俺が言うと 「いや、大袈裟ではありませんよ。今日は若の晴れ舞台ですよ。」 と健さんが言ってきた。 「若、ガツンとやって来てください!」 と泰さんが言うと 「泰!失礼だぞ!」 と健さんが言う、そして周りもうるさくなってきた。 「何だと!やるか健!」 と泰さんが挑発すると 「上等だ!表に出ろや!」 と健さんも挑発に乗る。 「はぁ~二人とも止めてください。」 と俺が言っても聞く耳持たず 「おう!出てやろうじゃねぇか!」 と話が進む。 親父を見ると殺気が少しこぼれていた。 ヤバいと思い仕方なく 「止めねぇかお前ら!!今日は俺の晴れ舞台だ!面倒くせえ事してんじゃねぇ!!」 と俺が叫ぶと 「し~ん」 と静まった。 「すいません。」 と俺が謝ると 『いや、若、こちらこそ失礼しました。若の晴れ舞台と言う事を忘れてしまい。』 と皆、頭を下げてきた。
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