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俺は心の中でそう呟く。
「ところで、空手よ。学校で何か問題を起こさなかったか?」
と親父が言ってきた。
「いや、西中の田中とか言う奴がうるさい挙げ句先公につっかかるので軽く黙らせただけですよ。」
と言うと
「そうか、お前もでかくなったな。」
と頭を撫でてくれた。
「いや、別に・・・ごちそうさまでした。先に失礼します。」
と俺は恥ずかしくなりその場を立ち上がり部屋に戻った。
「あれ?若もう戻っちゃったんすか?つれないなぁ~」
と泰さんは言い
「良いではないか、そう言う年頃なのだよ。」
と組長は言った。
俺は部屋に戻り布団を引いてると
「ゾクッ!!!」
と背筋に悪寒が走った。
俺は辺りを見渡すと後ろから
「若、動いたら穴が空きますよ。」
と銃を付きつけてきて誰かが言ってきた。
「お前は馬鹿な事をした。」
と俺が言うと
「ほう、例えば。」
と言ってきた。
「1つは殺すなら暗殺しろ。2つ目はこの近距離で銃は愚かだ。」
と言い足で銃を蹴りあげ銃を取った。
「さぁ、これで形勢逆転だ。」
と俺が今度は銃を男に向けて付きつけた。
「ひぃ!?分かった!降参だ!勘弁してくれ!」
と言ってきた。
「分かった。いいだろ早く消えろ。」
と俺が銃を降ろすと
「ヘッ!引っかかったな!」
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