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と僕が自己紹介をしようとすると
「分かってるよ。八木澤 空手(やぎさわ くうしゅ)君だろ?」
と言ってきた。
「何で、僕の名を!?」
僕が驚くと
「いやぁ、すまない少しばかり調べさせてもらったよ。そして、短刀直入に言う。君はもう八木澤 空手じゃない今から支那元 空手となるんだ。」
組長が口にした言葉は僕を混乱させた。
「えっ?今なんて?」
と僕が聞くと
「聞こえなかったかな?ならもう一度言おう。君は今日から支那元組跡継ぎ支那元 空手になるんだ。」
組長は言った。
「ふざけるな!なんでいきなり意味も分からず・・・」
と僕が言おうとすると
「分かっているが、君に選択肢はない選択肢があるならそれは私の息子になるかもうひとつは死だ。」
組長は本気で僕を殺す気だった。
選択肢はない。
「っ!?分かりました・・・」
そして僕は八木澤 空手ではなく支那元 空手となった。
「いやぁ~終わった終わった~!それにしても素直に納得してくれて良かった。となわけでこれから宜しく頼むぜ若頭。」
と凍帝さんは言ってたが僕には上手く聞こえなかった。
聞こえたのは「若頭」と言う言葉だけだった。
そして、部屋から凍帝さんと組長が出ていき僕だけ残り一人になった。
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