序章~誘拐~

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やっと自分の部屋に着いた・・・ あの後もう一回朔さんの部屋に戻り自分の部屋は何処にあるかを聞いた。 そして、中に入った。 「な・・・何だここ〰〰!?」 自分の目を疑った。 「僕の部屋の二倍位もある。」 何故か敗北感が溢れる・・・だがそれよりも今日は色々ありすぎて疲れた・・・ そして、倒れるかのように布団に倒れた。 「布団が気持良い。父さんとか今頃どうしてるだろう・・・」 口に出したらまた涙がこぼれてきた。 「くっ・・・そ・・・なみ・・だが・・止まら・・・ない・・」 止めたくても止められない涙 「いいよね・・・今日だけは・・・泣いても・・・・」 と言い深い眠りに落ちた。 「・・・か・・わ・・か・・」 誰かが呼んでる? 「・・・若!起きて下さい!若!」 誰かが叫んだ。 「う~ん?何処だここ?」 と僕が言うと 「何を寝ぼけてるんですか若?朝ですよ起きてください!」 と言ってたのは甲さんだった。 「うわぁ!?ビックリした!?えっと・・・甲さん?」 と寝ぼけながら言うと 「はい。おはようございます。若。」 と甲さんは笑顔で言ってきた。 「あ、その・・・おはようございます。」 と僕は照れ臭そうに言った。 「ほら、目を覚まして顔を洗って。洗い終わったら朝ごはんですよ。」
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