544人が本棚に入れています
本棚に追加
宮木「でけぇよ…。」
銀崎「一応本社の4分の一がここに腰おろしてるからな。」
そういうと銀崎は、隼のエンジンを切って押し歩きながら玄関へ向かい始めた。
宮木「おい、そっちは玄関だろ。単車どーすんだよ。」
銀崎「だから言ったろ。ライダーズマンションだから部屋と車庫が一体化してんだよ。」
ついに世の中の(作者含む)単車馬鹿達は居住区にまでバイクを持ち込んでしまった。
銀崎「ほら、置いてくぞ。」
宮木「ま、待てよ。」
宮木も銀崎の後を追ってCBRを押し歩いて行った。
とりあえずどんな構造か説明すると2階から25階までが住居。1階は西側に昔ながらの食堂みたいな店があり、東側にはシルバーブロー(以後SB)ガレージ神奈川支店がある。
この時点でまさに(金のない)バイカー専用テナントの集まりである。
住居には玄関にあるエレベーター(人間用とバイク用)で移動する。
銀崎「ここがお前の部屋。ホレ鍵。」
宮木「あ、サンキュ。」
銀崎「ちなみに俺の部屋はお前の3つ隣。」
宮木「お、結構近くじゃん。」
銀崎「おう、分からん事があれば気軽に聞け。」
その時、隣の部屋のシャッターが開き始めた。
最初のコメントを投稿しよう!