第1走 もはや

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シャッターが開ききって、中から半端なくデカイ単車と、それを取り回している… 宮木「女!!?」 …が出てきた。 ?「あら、亮ちゃん?」 銀崎「お、水谷。」 結構親しいようだ。 銀崎「あ、ゴールドウィング(以後GW)直ったん?」 水谷「いやー、もうちょっと。ビルトインウィンカーが届かなくてね💧」 宮木は心底驚いた。まさか女のGW乗りがいたとは。 水谷「そこの君。女だからって馬鹿にしちゃ駄目よ🎵世の中いっぱい女のGW乗りはいるからね。」 はっ、心読まれた!? 銀崎「そういう人もいんだよ。この世にゃ。」 いや、あんたもなにげに俺の心読んでるよ。あんたの言う「そういう人」の中にあんたも入ってるよ。 水谷「所で亮ちゃん、そこのかっこいい彼は?」 銀崎「今度新社員になる…」 ちらっと宮木を見て、 銀崎「予定の宮木誠治君だそうだ」 宮木「なんで予定?」 銀崎「だってまだ入社試験受けてないじゃん。」 宮木「はぁ?つーことはその試験に落ちた場合は?」 銀崎「当然ここから追い出される。」 宮木「そんな~!!」 水谷「でもそんなに気を落とさないでね。そんな難しい物じゃないし。」 銀崎「あ、お前にも紹介せにゃ。彼女は水谷玲奈。俺の幼馴染み。」
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