第2走 銀&佐々によります

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銀崎「お前はズバリ、繊細さがないし、全てが力づくで大雑把だ。」 宮木「えぇ!!?いきなりそんなキッパリと!?」 近くにあったかなり広い駐車場に、なかば強制的に連れてこられた宮木。 佐々木は何処かに行ってしまったし、水谷は端のベンチに座ってニコニコしながらこちらを眺めている。 銀崎「しょうがないじゃん。今日お前の走りを後ろから観察していたけど、お前全ての動作が唐突なんだよ。」 宮木「だ、だってよ、俺の考え的には操作の入力時間=速さだと思っ……」 銀崎「そこがいかん。まずそのイカレタ考え方を直さな。」 宮木「じゃどうすりゃいいんだよ!」 銀崎「常に自分の走るラインを予想しないと駄目だ。今日のお前を見てて全然ライン取りができていない。」 宮木「ラ、ライン取りってなんだ!?」 銀崎(おおよそ『奥多摩の炎刃』って通り名もCBRだから言われたようなもんなんだろうな。) 呆れながら銀崎はニヤリと笑った。 銀崎(こりゃ骨折るかもしれんが、なかなか鍛えがいのありそうな奴だぜ) ちょうどその時駐車場に一台のバンがはいってきた。 銀崎「おう、おそかったじゃやねーか!!」 佐々木「いやワリイ、原島のハイエースの鍵がわからなくてよ。」 そういって原島はハイエースのバックハッチを開いた。
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