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宮木「あ、ちょっと…」
瞬く間にエンジンをかけ、走り去った銀崎を見送り…
この時銀崎は、宮木のCBRはガス欠だったことに気付かなかった…
銀崎「とーちゃっく🎵」
スタンドを立て、隼から降りた銀崎は後ろにあるはずなのに無い存在にようやく気付いた。
銀崎「あれ?宮木は…」
自分が走ってきた大通りを目で辿っていくと…
いた。
宮木が走ってきた。
バイクを押して。
銀崎「何してんだ…」
5分後、やっとの事でシルバーブロー本社にたどり着いた宮木は着いて早々、キレた。
宮木「ガス欠なんだよ!!!危うく脱水症状起こすとこだったぞ!!」
銀崎「よりによってガス欠かよ…」
銀崎は、果たしてこの男はこの先シルバーブローでやっていけるのかいささか心配になってきた。
シルブロ本社ロビー
今、銀崎は宮木が遅れてしまった採用テストを改めて受けさせる為に職権乱用して交渉している。
宮木「ぷはー、生き返る~。」
暫くの間ロビーを眺めてた宮木は缶ジュースを片手に思い切り背伸びしていた。
つーかいくらなんでもくつろぎ過ぎだろ。
宮木「しっかし、広!!あっちのスペース無駄じゃね?」
限りなくくつろいでいた上にかなり失礼な事を言いながら、銀崎が戻ってくるのを待っていた。
銀崎「は~。やっと通じた。感謝しろよ?本来遅れた時点で君、アウトだったから。」
宮木「いや~、すんませんね~、先輩。」
銀崎「(何だ?この言われ方。スゲー敗北感)まあ、さっきはまともに自己紹介できてなかったしな、改めて俺は銀崎 亮介。愛車はさっきみた通りだ。」
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