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銀崎「あれはほとんどジムカーナみたいな感覚で走りゃ16秒までは叩き出せるんだぞ」
佐々木「いやその前にバンク恐怖症と低速恐怖症を直さないと。しかも2回握りゴケかましやがったし(俺のマシンで)」
宮木「だ、だってよ、CBRとレスポンス違うし、まず自分のマシンじゃないと……」
銀崎「レイナワークスのブースト車はミドルでもリッタークラス並にレスポンスはいいんだよ。」
銀崎はしばらく考えて宮木に聞いた。
銀崎「お前のCBRのパワーピークは何回転だ?」
宮木「多分いつもスタートダッシュで10000位でミートしてるけど」
銀崎「国内仕様ならそのくらいでいいが、逆輸入だと12500がジャストミートなんだよ。」
宮木「う、嘘だろ。一番アクセルのツキがいいところだから……」
銀崎「10000はトルクピークだ。下手すれば前が浮いて最悪棒立ちになりかねない。もっといえばパワーピークの少し前あたりでクラッチミートするのが経験上いいのさ。」
宮木はショックだった。
自分の走りは実は危険かつ、遅くなってしまう事がわかってしまったのだ。
宮木「でもなんであんたがCBRのスペックしってんだ?そこまで知ってる奴ぁ、まずいないぞ。」
銀崎「俺たちは2年前までプライベートチームで鈴鹿8耐走ってたのさ。」
佐々木「その時俺らのペアが乗ってたのがCBRだったのさ。」
するといきなり宮木は土下座して銀崎達に、
宮木「だったら頼む!!!俺を鍛えてくれ!!レースの表彰台の天辺に立つのが俺の夢なんだ!!お願いします!!」
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